「同じ年収でも、年齢で失業保険は変わる?」── 答えはYesです。年齢によって賃金日額の上限・基本手当日額の上限・給付日数が変動します。
20代の若手から60代の定年前まで、年齢別の早見表を整理しました。
年齢区分別の上限額
賃金日額・基本手当日額の上限
| 年齢区分 | 賃金日額上限 | 基本手当日額上限 |
|---|---|---|
| 29歳以下 | 14,510円 | 7,255円 |
| 30〜44歳 | 16,110円 | 8,055円 |
| 45〜59歳 | 17,740円 | 8,870円 |
| 60〜64歳 | 16,940円 | 7,623円 |
45〜59歳が最も上限額が高く、60〜64歳は逓減します。
年齢別 月収40万円・5年勤続・会社都合の比較
| 年齢 | 賃金日額 | 基本手当日額 | 給付日数 | 総額 |
|---|---|---|---|---|
| 28歳 | 13,333円 | 6,667円 | 90日 | 約60万円 |
| 32歳 | 13,333円 | 6,891円 | 210日 | 約145万円 |
| 38歳 | 13,333円 | 6,891円 | 270日 | 約186万円 |
| 45歳 | 13,333円 | 7,407円 | 270日 | 約200万円 |
| 50歳 | 13,333円 | 7,407円 | 270日 | 約200万円 |
| 60歳 | 13,333円 | 6,000円(給付率45%) | 210日 | 約126万円 |
45歳到達 で給付日数が大きく増え、総額が一気に上がります。
年齢別 給付日数の早見
自己都合(一般受給資格者)
年齢区分は影響せず、被保険者期間のみで判定。
| 被保険者期間 | 給付日数 |
|---|---|
| 1〜10年未満 | 90日 |
| 10〜20年未満 | 120日 |
| 20年以上 | 150日 |
会社都合(特定受給資格者)
| 年齢区分 | 1〜5年 | 5〜10年 | 10〜20年 |
|---|---|---|---|
| 30歳未満 | 90日 | 120日 | 180日 |
| 30〜35歳 | 180日 | 210日 | 240日 |
| 35〜45歳 | 240日 | 270日 | 270日 |
| 45〜60歳 | 240日 | 270日 | 330日 |
| 60〜65歳 | 180日 | 210日 | 240日 |
最長は45〜60歳・10〜20年勤続の 330日。
年齢境目での退職時期最適化
退職時期を選択できる場合、年齢境目を意識すると給付額が変わります。
29歳11ヶ月 vs 30歳
賃金日額の上限が14,510円から16,110円に上昇。月収50万円超の方は約1割給付額が増加。
44歳11ヶ月 vs 45歳
会社都合の場合、給付日数が大きく増加。被保険者期間15年で 270日 → 330日(+60日)。
59歳11ヶ月 vs 60歳
賃金日額上限が17,740円→16,940円に低下。給付率も50%→45%(最低)に低下。59歳のうちに退職する方が有利 な傾向。
64歳11ヶ月 vs 65歳
雇用保険の制度が基本手当→高年齢求職者給付金(一時金)に切り替わる重要境目。詳しくは65歳前後の退職判断を参照。
給付率の年齢別差
30〜59歳(共通)
- 賃金日額 5,340円未満: 給付率80%
- 賃金日額 5,340円〜13,140円: 80%→50% に逓減
- 賃金日額 13,140円超: 給付率50%
60〜64歳(特別)
- 賃金日額 5,340円未満: 給付率80%
- 賃金日額 5,340〜11,800円: 80%→45% に逓減
- 賃金日額 11,800円超: 給付率45%
60〜64歳は給付率の下限が 45% に下がり、他年齢区分より不利な設計です。
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出典・参考
最終更新: 2026年5月6日 改訂履歴: 2026/05/05 — 初版公開